哺乳瓶ではミルク飲むのに、直母では赤ちゃんがのけぞるように嫌がる!
哺乳瓶では飲むのに直母(直接母乳)は嫌がることは、ありませんか?
赤ちゃんは真っ赤な顔してギャン泣き、授乳拒否されると自分を拒否されているみたいで辛いですよね。哺乳瓶では飲むのに直接授乳は拒否する、この現象を乳頭混乱と呼んでいるそうです。
私も乳頭混乱に悩まされていましたが、工夫や手助けがあり克服、哺乳瓶から完全母乳に移行しました。その経過について今回はお話していきます。
- 哺乳瓶は飲むのに直母ができなくて困っている
- 完全母乳にしたいのに哺乳瓶でしか飲まない
➡ この記事を読めば乳頭混乱の克服手段が分かります
- NICU3ヵ月入院、搾乳した母乳を哺乳瓶で飲む
- 病院で授乳練習するも退院後も授乳拒否
- 哺乳瓶の乳首を色々試すが改善ならず
- 諦めて搾乳した母乳を哺乳瓶であげる(2ヵ月)
- 市の赤ちゃん訪問で助産師指導の案内を受ける
- 指導後、直接母乳成功しその後は完全母乳
結論、赤ちゃんが大きくなれば改善された!
すごく拍子抜けな結論で申し訳ないですが、赤ちゃんが大きくなったタイミングで助産師の指導を受けたことで直接母乳が成功しました。赤ちゃんの吸う力が弱く、直接の母乳では吸いきれなかったのが原因でした。
直母ができた時は嬉しくて涙が出て、助産師さんの前で泣いてしまいました。そして4ヵ月続いた搾乳も卒業しました。
しかし、大きくなるのを待っている間も搾乳で母乳を出し続けるのは辛いですよね。そこで自分なりに調べた方法、購入した物品などを紹介していきます。
実際SNSではこれらで克服した声もあります。目を通してみて実践できそうな方法がぜひ試してみてください。1日でも早く克服できるように詳細に記載していきます。
なぜ赤ちゃんは直接母乳を嫌がるのか?
赤ちゃんが直接母乳を嫌がる原因はいくつかあります。
①授乳姿勢が気に入らない
赤ちゃんにとって安心できる姿勢でないと授乳が難しくなります。ポイントとしては以下のような点があります
- お母さんと赤ちゃんの距離は遠すぎないか
- 赤ちゃんを胸に押し付けてないか
- 赤ちゃんの首を掴みすぎていないか
このように赤ちゃんの首元をタオルで包むことで落ち着くことがあります!
②乳首を吸う力が弱く母乳が出てこない
哺乳瓶の乳首の6倍吸わないと直接授乳はできない、こんな言葉聞いたことありませんか?直接授乳の方が吸う力が必要なので哺乳瓶の方が楽です。そのため直接母乳を嫌がる赤ちゃんもいます。
③乳首、哺乳瓶の乳首の感触が違うのが気に入らない
本物の乳首、哺乳瓶の乳首の感触が違うため嫌がる赤ちゃんもいます。哺乳瓶に「2種類以上使用してください」と記載があるのは1つの乳首にこだわって飲めなくなることを防止するためです。
④乳首が陥没乳頭で吸いにくい
お母さんの乳首が短いと赤ちゃんの舌で巻き取る(=ラッチオン)のが難しくなります。赤ちゃんの授乳中の口の中はコチラの動画を参考にしてみてください。
⑤お母さんが焦ってしまっている
お腹空いて泣いてるから授乳しないと、いざ授乳するとのけぞってさらにギャン泣き。飲ませないといけないのにギャン泣きされると焦りますよね。どうにかしないと、と焦りうまく授乳できないこともあります。その時は一旦落ち着いて姿勢を正して授乳してみましょう。
足元でギャン泣きされると頭に響くし、うまく行かないと焦りますよね。そんな時こそ冷静になって授乳してみましょう。
心当たりがある原因はありましたか?原因をお話したので以下からは克服方法について説明していきます。
実践方法①授乳姿勢の見直し
授乳姿勢によって出やすさも変わるので、いつもと姿勢を変えるのも1つの方法です。
- 刺激する場所が変わるため出やすくなる
- 乳腺炎の予防になる
実際に私が試した方法はフットボール抱きです。フットボール抱きは
- 赤ちゃんの姿勢をコントロールしやすい
- 陥没乳頭でも深くくわえることができる
左の乳首は陥没乳頭だったので卒乳まで左はフットボール抱きで授乳していました。
授乳姿勢についてはコチラのサイトで参考にしてみてください!動画付きなので分かりやすいです!
克服方法②哺乳瓶の乳首を練習用にした
乳頭混乱の原因に、赤ちゃんの吸う力が弱いことが挙げられています。吸う力をUPさせる練習用の乳首があります。この乳首を使って吸う力をつけるという方法もあります。使用した乳首は2つあるので紹介します。
桶谷式 母乳直接練習用乳首SSサイズ
母乳育児で有名な桶谷式の乳首になります。出る穴が小さくしっかり吸わないとでない構造になってます。
Good Point!
- ピジョンの哺乳瓶に装着ができる
この商品は何度か練習して吸うこともありましたが、出にくいと分かってからは拒否が強くなりました。
テテオ 授乳のお手本
こちらはママ友から紹介してもらった乳首です。お母さんの乳首と同じような構造を意識して作られています。
この商品は口に入れたとたん拒否が強くほぼ使用しなかったです…。
使用しての感想
使用しましたが吸いにくいためか顔をしかめて飲んだり、むせたりしていました。その様子が辛く1週間程度で諦めてしまい、結果克服には至りませんでした。
克服方法③哺乳瓶以外で母乳を飲ませた
乳頭混乱の原因の1つに、乳首と哺乳瓶の乳首が違うため違和感を感じていることも挙げられてます。哺乳瓶をやめてスプーンでミルクをあげることで、乳首は胸だけになるので混乱しなくなるという理由です。これも続かずうまくいきませんでした。その理由としては、
- スプーンでの授乳はかなり時間がかかる
- 時間がかかるため子どもがよけい不機嫌に
- 口の発達が不十分でむせることが多い
ネットにもよく書いてますが現実的な方法?と実際に試す前から思っていおり、私には合いませんでした。
克服方法④ニップルをつけて授乳
NICUに入院している頃から勧められていた方法です。ニップル(=乳頭保護器)は短い乳首の補助、乳首に傷がある時などに保護するための道具です。乳首が長くなるので授乳しやすくなります。
試した方法の中でも成功確率が高い方法でした。つける手間がかかったり、取れやすいのがデメリットです。
使用していたニップルはこれです!2枚入りで交互に使用してました!
克服方法⑤助産師の指導を受けた
住んでいる地域によっては無料で助産師が自宅訪問して指導してくれる制度があります。指導を半信半疑で受けたら直接母乳成功しました。特別な手技は受けてませんが成功した理由で挙げられるのは以下の3点です
- 授乳前のマッサージを教わった
- プロが近くにいてくれたため焦らずできた
- 助産師の声掛けで授乳に対して前向きな気持ちになった
- 2ヵ月経過したため子どもが大きくなり吸う力が強くなっていた
1人で解決できない時はプロに頼ることも大切です。うまくいかず1人で抱え込まず、誰かに相談する勇気を持ちましょう!
完全母乳にこだわらなくてもいい!
乳頭混乱時は母乳、という言葉に縛られて視野が狭くなりがちです。
・ミルクよりなんとなく母乳がいい
・ミルクはミルク代がかかる
・絶対直接母乳で育てたい
・みんな母乳で育てている etc…
授乳は赤ちゃんのご飯ですが、ミルクも立派なご飯です。こだわる気持ちも分かりますが、お母さんが笑顔で育児をすることが赤ちゃんにとっては1番大切です。
どうにか授乳したくて試行錯誤し、このブログに来てくださっていると思います。お母さんは十分頑張ってます。どうか肩の荷が下りてよい方向に迎えることを祈っています。
直母を諦めたころには拒否されたらすぐにお乳をしまっていました・・・。このくらいの考えで十分だったなと今では思います。
乳頭混乱を克服して感じた事
私の経験談にはなりますが、もう少し授乳に対して気楽に向き合えばよかったと感じています。当初は以下のように考えていました。
・未熟児で産んだから母乳で育てて責任を取りたい
・辛い搾乳をここまで頑張ったから無駄にしたくない
確かに克服すると授乳に関しては楽になりました。しかし、克服するまで子どもにあまり笑顔で接してあげられなかったことを後悔しています。
乳頭混乱時は辛いですが、その間も子どもはあっという間に大きくなってしまいます。新生児期は大変ですが、過ぎてみれば貴重な時期です。2人目はもう少し気楽に考え、新生児期を楽しめるように工夫していきたいと思ってます。
子どもを第一に考えがちですが、お母さんが楽に育児できる方法を探すことも大事です!
まとめ
まとめに移ります!
- 乳頭混乱は赤ちゃんが大きくなれば解決することがある
- 赤ちゃんが直接母乳を嫌がる原因は様々で分析する必要あり
- 原因から解決策を探す方法が望ましい
- 1番効果的な方法は助産師さんの指導を受けること
- 乳頭混乱になると自分の頭も混乱するがお母さんが笑顔で過ごせる選択も必要
赤ちゃんが自分のお乳を飲んでくれない、これは想像以上に辛いことです。自分を追い詰めすぎない程度に工夫し、解決策に巡り合うことが大事です。お母さんにとっても、赤ちゃんにとってもよい生活をできることを祈っています。