入院準備は妊娠8ヵ月から始める人が多いですが、妊娠中のトラブルにより早めに準備が必要になる方もいます。切迫早産になった私もその一人でした。
切迫早産で入院が決まると様々な悩みが出てきます。
・急に入院が決まってしまい準備に困っている
・普通の入院時と切迫早産での入院で必要な物の違いが分からない
・パートナーが急に入院してしまい入院準備に困っている
そんな方に向けて、私の経験談を元に切迫早産での入院生活で必要な物を紹介していきます!
切迫早産と診断されると妊婦生活がいっきに不安になりますよね。必要なものを把握し、出産以外の不安は少なくしていきましょう。
以下のもくじはタップすると項目ページまで移動します!必要な項目をご活用ください♪
経過により動いていい範囲は変わってきますが、今回は絶対安静を基準にしてお話します!
入院前に病院に聞いておいた方がよいこと
近年は入院時の面会制限が厳しくなっています。病院や産院によって異なりますが以下のことが考えられます。
・病院には入れるが入院者の部屋には入れない(面会禁止)
・荷物の受け取りは看護師などの医療スタッフが受け取り入院者に渡す
etc…..
そのため、必要な物を持ってきてもらえるが入院者とは会えないという状況になりがちです。病院によっては荷物の受け取り方法は入院前に病院、産院に入院中の荷物の受け取り方法は確認しておくことをオススメします!
会えないのに家族やパートナーに何度も足を運んでもらうのは申し訳なくなるため、必要なものはしっかり準備したいですよね!
ポイント解説! – ベッド周辺編10点 –
実際のベッドからの風景です
延長コード、ケータイ充電コード
入院中はケータイが手放せないため常に充電できるようにしておきましょう。延長コードを選ぶポイントは以下の2つです。
①部屋を真っ暗で寝る人はボタンが光らないもの
②長さは適度なものでOK
部屋を真っ暗にしたのに延長コードのボタンの光が気になることがありました。光って気になる人は視界に入れない位置におきましょう!
長さは1.5~2mが短すぎず、長すぎでオススメです!
柵のカゴ
カゴがあると必要な物にすぐ手が届くため便利です。特に絶対安静が必要な切迫早産、帝王切開術後はベッドを上げることも難しいため必需品になりました。
カゴを選ぶポイントはフックがベッド柵にかけれるものにすることです。細いタイプは柵にかからないことがあるので選定には注意が必要です!
筆記用具
入院中は文字を書く場面が多いです。ボールペンのみで大丈夫でしたが気になる方は他の筆記用具も持参してくだい。文字を書く場面は以下に多いです。
・同意書のサイン
・検査などの時間忘れ防止のメモ
切迫早産の点滴治療では“手の震え”の症状が出ることがあります。その点を考慮すると太めのペンを用意し握りやすくておけばよかったと思いました!
スマホスタンド
面会制限があると長時間電話する時間が増えます。長時間の電話は手が痛くなるためスタンドがあると便利です。
①顔を見ながらのテレビ電話
②スピーカー通話にしながらご飯を一緒に食べる
首にかけるタイプもありますが、装着がめんどくさくて使いませんでした。
髪ゴム、シュシュ
髪ゴムやシュシュは2つ以上用意しておくことをオススメします。理由としては、
①ベッド周辺でなくす多く探す労力がかかる
②落としてしまうと拾うのが大変(切迫早産の絶対安静、帝王切開後)
個人的にはシュシュをオススメします。髪ゴムより目立つため無くしても見つけやすいので助かりました!
髪ゴムはよく行方不明になります。入院中のストレスを減らしていきましょう!
ティッシュ、ウェットティッシュ
鼻をかんだり、テーブルが汚れるため必要です。ウェットティッシュが必要な場面も多々ありました。
・食後の箸やスプーンはすぐ流しに洗いにいけないため拭く
・絶対安静、帝王切開術後はベッドをしっかり上げられないため食べこぼしが増える
・授乳、搾乳で母乳が手やテーブルについた時に拭く(特に搾乳)
絶対安静だと流しに行けないためウェットティッシュは必需品になりました!1ヵ月の入院でしたが1袋で足りました!
箸、フォーク、スプーン
フォークやスプーンは必要でした。理由としては以下の通りです。
・ベッドをしっかり起こして座れないため、箸より食べやすい品がある
・切迫早産の治療の副作用で手が震えて箸が持てなくなった
・上記に同じで食事中に息切れがでてしまい、白米➡おかゆに変更した
私は切迫早産の点滴治療の副作用でご飯を食べる最中に息切れがしてました。辛い方はおかゆにして楽に食事をしましょう!
※補足:息苦しさ、息切れ=肺水腫による起座呼吸の出現 全員が出るとは限りません。
歯ブラシ、うがいコップ
歯ブラシはなんでもOKです!安静期間は洗面台に行けないためコップに水を貯めてもらい、ガークルを使用して歯磨きをしていたのでコップは必須でした。
- 診察などで机、ベッドを動かす機会が多いとこぼれる➡ フタ付き
- 帝王切開後は体を起こすのが難しい ➡ ストロー付き
- 切迫早産の副作用で手が震える ➡ 取っ手付き
これらを考慮すると、フタ、取っ手、ストロー付きのものが便利でした。100キンにもありました♪
ヘアブラシ
入院中は身だしなみが崩れやすいですが、整髪することで気持ちにメリハリがつくので近くに置いておくことをオススメします。
私のヘアブラシはややかわった形だったので看護師さんと話の話題にもなり、交流が深まりました!髪の流れも変わる好きな品のでオススメです★
スリッパ
特に出産前や帝王切開後は前かがみが辛いためすぐに履ける履物があると病院、病室内の移動もスムーズになります。
今後の入浴のことを考えると、濡れた足で履くのでスリッパよりもサンタルがおすすめです!
ストローキャップ
水分補給が楽にできるので、起き上がれない人にとっては必需品です!
チャラクターものもたくさんあるので選ぶのも楽しいです♪
メガネ(必要な人)
日常でコンタクトを使用している人は必ず持っていきましょう。理由としては以下の通りです
- 洗面所に行けないためコンタクトを洗えない
- 帝王切開などの手術時にはコンタクトを外さないといけない
待ち望んでいた子供の産まれた瞬間!メガネがなくてぼやけてた、にならないように持参しましょう!
緊急帝王切開が決まって搬送される時に「メガネ持って来てー!!」と陣痛の痛みの中叫んだのはいい思い出です(笑)
ポイント解説! -食べ物編-
食べ物については以下の3点を考慮して準備することをオススメします。
①動いてなくても小腹はすく
②歯磨きがすぐにできない
③起き上がって食べれることは少ない
お茶
すぐに歯磨きができないためジュースよりお茶がオススメです。お茶を病室で飲むにあたってのポイントは以下の通りです。
①絶対安静時は起き上がれない
➡ ペットボトル + キャップ付きストロー
②産後の授乳中はのどが渇きやすい
➡ 2Lペットボトルのお茶を詰め替えて飲む
お茶は多めに持って行って損ないです!500mlが6本、2Lを3本持参して少なくなったら家族に持って来てもらいました。
入院中の飲み物についてはコチラの記事でも紹介しています!
お菓子
好きなお菓子を持参し、食後に食べてリフレッシュしましょう。歯磨きがすぐにできないけど小腹が空いた、という状況にはアーモンドがオススメです!
虫歯になりにくいとされるお菓子類の中でご紹介したナッツ類の中でも、特にアーモンドは食物繊維が多いうえ、エネルギーの素である脂質やカルシウム、マグネシウムも多く含んでいるため、虫歯になりにくく栄養補給の面でも優れている食べ物です。
間食したいけど虫歯はイヤ!そんな人には「アーモンド」がオススメ! | 増田歯科医院(守口本院・京橋院・門真院) (masuda-shika.net)
すぐに動けないので食べ物が近くにある、というだけで安心感に繋がります!
ゼリー飲料
様々なお菓子がありますが、その中でもゼリー飲料はオススメです!理由は以下の通りです。
- スプーンが必要ない
- 片手で気軽に食べれる
- 寝ながらでも栄養補給ができる
- 息苦しくても食べやすい
体調が優れないと病院食を食べれないことがあります。ゼリー飲料があると栄養補給にもなるためオススメです。
私のオススメは【カゴメ 1食分の野菜ジュレ】です!リンゴ味さっぱりでおいしいです^^
ポイント解説 -身だしなみ系-
シャンプー類
シャンプー、リンス、ボディソープ3つを持参しました。詰め替え容器に自宅で使っているものを詰めて持っていきました。各60mlで18日間の入院では足りました。
私が使用した詰め替え用容器は以下の物です!容器がシリコンなので中身が出しやすくてオススメです!
スキンケア系
自由に洗面台に行けないためベッド上で行えるようなものが重宝します。スキンケアをすると気持ちもさっぱりするためこちらの商品を使って気分転換してました!
スキンケアをするとベッド上の生活でもメリハリがつくのでオススメです!
パジャマ、下着
各3-5日分あると安心して過ごせます。パジャマ、下着を選ぶポイントは以下の通りです。
- ボタンがついている前開きの服
- ゆったりとした長めの服
- ブラジャーはなくてもOK
入院中はNSTという赤ちゃんの動きを調べる検査をよく行います。そのためすぐに広範囲で開けるパジャマがオススメです。ブラジャーは背中で留めるのが難しくノーブラで過ごしていました。気になる方は前で留めれるタイプがお腹に負担が少ないのでオススメです。
ワンピースはお腹を出す時に胸まで服を上げるのが大変で、入院中はあまり着ませんでした!
バスタオル、ハンドタオル
各5枚で回していました。絶対安静時の入浴はできないため以下のような対応でした。
- 蒸しタオルで体を拭いてもらう
- 下は毎日ボディソープを使って洗ってもらう
- 髪の毛は3日に1回洗ってもらえる
- ベッドのまま移動して寝た状態で頭を洗う
- ドライヤーも手伝ってもらう
体を拭くタオルは病院の物を使用、髪を洗った後に乾かすタオルは自分のタオルを使用していました。多めに準備しておきましょう。
美容院で使っているような機械で、看護師さんに髪を洗ってもらえます!
汚れものを入れる袋
週1-2回家族に来てもらい新しい服やタオルと汚れ物を交換してもらいます。防水の袋に汚れものを入れておくと看護師さんにそのまま渡せてスムーズになります。袋も忘れないように持っていきましょう。
かさばらないビニール袋がオススメです!
あれば便利なもの
卓上時計
ケータイがあるので必ず必要ではないですが、一目で時間を確認できるので便利です。産後も授乳、搾乳時間は記録が必要なのであって損ではないです。
ポケットWi-Fi
入院中はケータイで動画、検索たくさんしがちです。データ容量が少ない人は制限がかかってしまうため、ポケットWi-Fiがあると便利です。ケータイが使えないと一気に不便、ストレスが溜まるため容量は気にしておきましょう。
無料Wi-Fiを接続できる病院もあるので確認しておきましょう!
カーディガン
エアコンの調節ボタンがベッドから遠く、室温の調節に困ったことがあります。調節できる服が近くにあると安心です。
メモ帳
切迫早産の入院中は検査、家族が荷物を持ってくる時間、産後は授乳時間など時間を把握しないといけないことが多いです。メモしておくと安心です。
トートバッグ
絶対安静が解除、産後になると自分で移動することが増えます。バッグが必要になる場面は以下の通りです。
- 売店に買い物に行く時
- お風呂に移動する時
- 搾乳器を取りに行く時(早産)
移動に便利なためバッグがあると助かります!
退院までは欲しいもの(母子同時退院)
ママ用品
パジャマで退院できないので普段着を用意しておきましょう。赤ちゃんと退院する際は写真を撮ることが多いため、化粧品があると写真映えがよくなります!
思ったより目元のクマがすごかったので化粧品があってよかったと思いました(笑)
赤ちゃん用品
赤ちゃんの退院服も準備しておきましょう。特に忘れてはいけないのがチャイルドシートです。赤ちゃんを車に乗せるにはチャイルドシートの設置が法律で決まっているため、準備しておきましょう。
退院服はベビードレスが多い印象です。お宮参り、お食い初めなどのイベントにも着れるため1着あると便利です♪
持っていくバッグは何がいいか?
バッグは中身がみやすいバッグがオススメです。絶対安静だと必要な物は看護師さんが探すことが多いので、分かりやすいバッグがオススメです!
キャリーバッグは広げるスペースがある病院のみが望ましいです。
まとめ
まとめに移ります!
- 入院中は面会できない病院が多い
- 絶対安静であるとベッド周辺のみでの生活になる
- 入院バッグと中身の大差はないが、動ける範囲が狭いことを考慮する必要あり
- 持ち物を工夫すると入院生活のリフレッシュになる
切迫早産と診断されると不安になります。必要なものを把握し、持ち物に工夫を加え出産以外の不安は少なくしていきましょう。この記事がみなさんの参考になれば幸いです。